『KOYABU SONIC 2014』、恒例のスチャダラパーさんとのコラボに天津が登場!

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9月13日(土)~15日(月・祝)、インテックス大阪5号館で開催中の『KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!』。2日目の9月14日(日)は8500人のお客さんが来場し、開始早々から大変な賑わいを見せました。

そして今年も、この方たちをなくしては『KOYABU SONIC』は成し得なかったと小籔千豊が何度も口に出す『コヤソニ』の立役者、スチャダラパーさんのライブが繰り広げられました。ライブ前、『コヤソニ』を始める経緯を語る小籔。「この方たちが一番協力してくれました。アーティストとのつながりも作ってくれて...。最初にご相談したとき、"俺たちが出なきゃ始まらないっしょ!"と快諾してくださり、それがすべての始まりでした。今日が終わったら"『コヤソニ』行った"と、ぜひイキってください。"あんなおもろいフェスはなかったで"と。ただ、イキってもらうにはこの方たちのステージをぜひ観てください! 芸人ではバッファロー吾郎さん、アーティストではこの方たちにご尽力いただきました!」との呼び込みを受け、スチャダラパーさんがステージに登場しました。

ライブでは、6曲を披露。そのうち3曲目の「ライツカメラアクション」では、「曲に入る前に、カッコイイことを言ってバーンと入って、ドカーン!と盛り上がりたい」とBOSEさん。そこでゲストを呼んでいるとオーディエンスを煽り、「出てきただけでありがたい、この方です!」との呼びかけで現れたのは、天津・木村。「僕たちのアルバムの中でも大事なこの曲。3つのワードでパッと、ドカン!と曲紹介をお願いします!」とBOSEさんに誘われ、「吟じます!」と気合が入ります。が、「部屋とYシャツと私」や「レット・イット・ビー」など調子はずれなワードを並べる木村。三度目の正直で「ライツカメラアクション!」と見事に吟じ、大役を果たしました。

そして一旦本編は終了。「7年間、お世話になりました!」と小籔が挨拶するも、やはりあの曲を聴かずには終えられないと、「今夜もブギーバック」をリクエスト。これまで池乃めだかやロバートとコラボしてきたこの名曲ですが、ファイナルでチャレンジしたのは自称"よしもと1のリリック・マイスター"天津・向でした。向は楽曲に乗せてメッセージ色強いラップを即興で披露、最後は決め台詞「親に感謝!」でバシッと締め、堂々と舞台を終えました。

そしてコラボレーション舞台を終えたスチャダラパーさん、小籔、天津がコメントを発表しました。

まずは第1回目よりずっと出演してくださっているスチャダラパーさんにステージの感想はもとより、『コヤソニ』への思いを聞きました。

「最初は冗談みたいに、『サマーソニック』に対抗してって言ってたんですけど、実際僕たちが出てみて、回を重ねるごとに、普通の夏フェスとかではありえないコラボレーションとか、出会いがあって。ある時から"『サマソニ』超えてんじゃないの!?"って思うようになりました。7回目となると、それこそ"AKB48出るんでしょ? 普通でしょ?"っていう、それくらいの感覚になりましたね(笑)」とBOSEさん。そしてANIさんは「毎年『コヤソニ』を楽しみに生きていると言っても嘘ではないくらいの感じです」と一言。SHINCOさんは、「そろそろ外国人が来るんじゃないか?って話してたり(笑)」とさらなるスケールアップもあるのでは?と思うこともあったそうです。

続いて、天津のふたりに、スチャダラパーさんとのコラボレーションの感想を聞きました。

木村は「光栄な役をいただいて、動画があれば毎日見ようかな。あれを見ながら嫁に"俺はいい仕事をしてきたよ、こんなに頑張ってるんだよ"って言いたいですね。最近嫁が"あんた、エロい仕事しかしてないな"って言っていたので、こういうお仕事もさせていただいていることを言いたいなと思います」と"嫁孝行"ができたと満足げ。

向は、「スチャダラパーさんがいてくださって、こうしてコラボができたのですが、いざ終わって、ステージを下りた時、BOSEさんが"ありネタだからウケないと思ってたけど、ウケてよかったね"と」と、BOSEさんから声を掛けられたことを明かしました。それを聞いた小籔、「芸人の先輩が後輩に言うことや。ミュージシャンじゃない」と突っ込んでいました。そして「本当に気持ちいい舞台に立たしてもらいまいた」と木村同様、大満足だったようです。

そして小籔にもスチャダラパーさんへの思いを聞きました。

「今はこうして、たくさんの人が集まることに結果としてはなりましたが、最初は居酒屋でRGとそんな話になって、(スチャダラパーさんに)清水の舞台から飛び降りる気持ちでメールしてみようかって話になったんですよ。それで、"俺たちが出ないと始まらないっしょ"というメールをいただいて、そこから始まって。今、振り返ると、大きくする気はなかったんですが、知名度が上がってきたり、内容も充実してきて、評判がよくなったのも、スチャダラパーさんのおかげです。『コヤブソニック』と言ってるから、全部が僕の手柄になって、"すごいフェスやってる。お前すごいな"って言われるんですけど、多くの皆さんのご協力があって、スチャダラパーさんが最初に種を蒔いてくださったので、こういうことになって、感慨深いです。今年で終わるのは残念ですが、7回を迎えられて本当に良かったです。またコラボしていただいたり、そういうことが『コヤソニ』の象徴的なことだなと思います。エンディングで『KING TIMER』を歌うのも、僕たちはミュージシャンの方に言いにくいんですけど、BOSEさんもANIさんもSHINCOさんも、"歌おうよ"って言ってくださって。僕たちはミュージシャンと芸人の間に壁があると思ってたんですけど、それをバリバリ壊してくれて、僕たちの方に来てくれるから、僕たちもお願いしやすかったところがありました」(小籔)

『コヤブソニック』を辞めると小籔から聞いた時、何と声を掛けられたのか、スチャダラパーさんに聞いてみると、「最初は理由を聞いてなくて。毎年、やっぱり開催するには困難なこととかあるので、今年はできるかな?とか話していたんですけど、まあ、7年やったしなみたいな、充分すごいとこまで行ったんじゃないかなって思って、あまり詳しくは聞きませんでした。でも寂しいような...」とBOSEさん。教育方針の違いからビッグポルノを解散することで、『コヤソニ』にも終止符を打つこととなったという本当の理由を聞いた時は「笑える理由でよかったな」と思ったそうですが、「RG」を名乗り続けることには首をかしげたそうです。そこで小籔から、「RGは"リアルゲイ"の頭文字ではなく、"リアルに頑張ってる"の頭文字になった」と説明があり、その意味に笑いが起こりました。

BOSEさんに今後、小籔に期待したいことを尋ねると「(吉本新喜劇の)座長ですからね。ミュージシャンと友達になったから、本当にちゃんとした『コヤソニ新喜劇』みたいなのを音楽がらみでやったらいいですよねって、ずっと言っていて。なかなか実現しなくて」と、壮大な計画があることを明かされました。

「去年くらいからそんな話が出ていて、"やろうやろう"とすごくノリノリで言ってくださるんですが、なかなか...。なんばグランド花月にミュージシャンの方々を呼んだ時のギャラと経費を考えると、880人の経費ではペイできないような気がして...。でもよしもとのお偉いさんに『コヤソニ』が終わったから、ご褒美として、赤字になるかもわからないけどやらしてくださいとは言ってみようかなと思ってます」と前向きに検討しているとのこと。

BOSEさんと小籔の間では構想もあるようで、「斉藤和義さんが通りかかるだけ...」(BOSE)、「泣きのシーンでは、ハナレグミさんが一人で弾き語りしているとか」(小籔)と、口々案を発表するふたり。また、BOSEさんは「僕たちはうどんを食べるだけでいい」と自身の配役もお決まりのようです。「スチャダラパーさんがうどん食べている姿はものすごく目に浮かんで。1回、家で配役をしてみたんですけど、お願いできへん役の方もいて(笑)。大きい役よりも、チョイ役でいいとおっしゃっる方が多くて、新喜劇とは真逆でしたね」と小籔、しっかりシミュレーション済みのようでした。

続いて、改めて天津のふたりのポテンシャルをBOSEさんに聞いてみると、「ほかのところでもいろいろ絡ませてもらったんですけど、さすがにベテランの域というか...。(木村の)曲振りに関しても、あそこまでたっぷりとした場で、ゆったりとウケるまでやるっていうのはさすが...!」と感心されたそうです。また向のラップに対しても「あれは本当に即興でやっているので、フリースタイルバトルとかいけるんじゃないかな?」とラッパーとしての可能性を感じられているようでした。

そして最後に、見事な即興ラップでライブを盛り上げた向に自己採点をしてもらったところ、「思ってもみなかったリリックが出てきて、いいフローになった。今日初めて"俺、降りてくるタイプや"って思いました」と、新しい自分との出会いも果たしたようでした。

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